九十九里へ移住し20年。「不便」を感じたことは無かった。
今回、話を伺ったのは、この移住ナビの運営会社である株式会社住まいの発見館の代表 大沢芳久さん。
大沢さん自身も移住者。
神奈川県横浜市で育ち、25年前、両親の引越しが自身の移住のきっかけでした。
地域密着の会社として地域での仕事をしながら、「移住」と「住」をテーマにこれから九十九里エリアで暮らしたい人を支援していく。
その背景には自身のどのような経験や体験があったのか?
取材を行いました。
九十九里へ移住し20年。「不便」を感じたことは無かった。
千葉県の外房地域移、九十九里エリアへ移住したのは、今から25年前。
両親が定年後の住まいとして、ここを選んだのがきっかけでした。
10代の頃から趣味でサーフィンをしていたので、このエリアへの移住は大賛成で、九十九里の海が近くにある生活に憧れもありました。
実際に移住した感想ですが、この20年、都会での生活と比べて「不便」を感じたことはありません。
むしろ、物価は安いし、食べ物は美味しいし、海は近いし、サーフィンは一年中できるし、都会よりも生活しやすいと感じることの方が多いです。
仕事に行く前や仕事が終わった後にサーフィンをするライフスタイルも出来ましたし、そのおかげで家族との時間をしっかり取ることも出来ています。都会に住んでいる時は、サーフィンに行くと丸1日を使っていたので。
電車や車で1時間もあれば都心へ行くことも出来ますし、東京以外の都市へ行くためには成田空港もある。
都心からもほど良い距離感で田舎過ぎず、でも自然がこれだけ近くにある。
ちょうどいい場所だと思います。
仕事と家庭と趣味の両立。今ほど、実現しやすい時代は無い!
仕事と家庭と趣味の時間と、全てを両立させるのはこれまで凄く難しかったと思うんです。
仕事が忙しくなると、家族との時間や趣味の時間は少なくなる。
自分の時間を増やそうと思うと、どうしても仕事をセーブしないといけなくなる。
数年前から働き方改革と聞くようになりましたが、実践できる人も企業も少数でした。
その流れが変わったのが昨年です。
テレワークが一気に進み、「家で仕事をする」という環境が当たり前のように整備され始めました。
家にいる時間が増え、これまで通勤にかけていた時間もなくなり、仕事が終われば家庭や趣味の時間にすぐ切り替えることが出来る。
今の時代ほど、仕事と家庭と趣味の全てを両立しやすい時代は無いと思うんですよ。
そうなると、毎日の生活の拠点をどこにおくか?
都心部への利便性で選択していた「家賃が高いけど、都会に住む」以外の選択肢も積極的に考えることが出来る時代になってきていると感じます。
若い人が、「都心の会社に努めつつ、生活の拠点は地方都市に置く」生活を実践する人が増えると、街も活性化すると思っています。
移住=不便な生活では決して無い!
先にお話したように、数年前に比べると移住のハードルは低くなっていると思います。
昔は「移住=仕事も人間関係も全て0からスタート」というイメージ。
移住希望者にとってもハードルが高いことが多く、0か100かという選択でした。
しかし、全ての環境を変えなくても、生活の拠点だけを地方都市にするという選択が可能です。
移住することで不便な生活になるわけではありませんし、ちょうどいい場所を住む場所に選ぶことが大切になると思っています。
地方都市ならではのデメリットを上げるとするなら、「車が必須であること」でしょうか。
また、小中学校の私立受験は、都心の方が多いと思います。高校や大学受験は、それほど変わらないと思いますね。
生活に何を重視するかは人それぞれですが、もしも、九十九里への移住を考えておられる方がいれば、お気軽にご相談ください。
私自身も移住者として、今は地域に住む一人の住民として、様々な角度からアドバイスができると思います。