地方の仕事は自分で創る!急速の変わる田舎での働き方

地方へ移住し仕事を探そうとお考えですか?
実は、地方は「自分で仕事をつくりやすい環境」なんです。
慢性的な人手不足の地方や田舎では、ハローワークや自治体などを通して企業で働くことはもちろん一つの選択肢です。
その一方、都会では当たり前の「ちょっとした手助け」を求める人も多く、仕事がうまれやすい環境ともなっています。
特に昨今は都心企業のテレワーク化が進み、働き方や時間の使い方も多種多様になってきました。
そこで、地方の仕事事情をまとめ、実際のアイデアをもとに生まれた仕事などを紹介していこうと思います!

 

目次

「地方に仕事はない」は間違いです。

移住を考える方の中には
「地方に行ったら仕事がなさそう」
「地方で働けるか不安」
という方がおられます。

移住という初めての体験。住み慣れた街を離れ、新しい生活を始めること。もちろん不安を感じて当たり前です。
その不安を少しでも軽減できればと思いますが、1つ言い切れることは、
「地方にも仕事はたくさんある!」
ということです。

実際に地方や田舎は様々な人手を必要としています。
例えば、荷物の配送や移動の送り迎え、ちょっとした農家の仕事の手伝いなど自分の空いた時間にお手伝いできることが収入源となることも多く、人がいない地方だからこそ、アイデア次第で自分の居場所をつくることができるのです。

もしも、移住を検討しているものの、不安の一つが「仕事」である場合は思い切って行動してみてください。
情報収集をしてみたり、地域で話を聞いてみたりすることで、多くのきっかけが生まれると思います。

 

地方へ移住しできる仕事

若い人が移り住むことで、客観的にみた地域の魅力に気づき、新しいアイディアがうまれることも多々あります。
いくつか事例を紹介していきます。

 

リモートワーク・テレワーク

ここ数年で急激に増えている働き方がリモートワークやテレワークといった、都心部の会社に勤務しんがら、働く場所は家という働き方です。
通勤にかかる時間も費用も必要なく、リモートワークでも仕事が流れるように会社の仕組みが整っていれば非常に効率よく働ける働き方です。

仕事自体は会社に通っていた時と変化がないため、新しく地方で仕事を探す必要もありません。

働く場所にこだわらなければ「暮らしの中心は地方都市」という選択もできるようになり、都会離れが徐々に進んでいます。

 

事業継承

事業継承という方法もあります。
後継者不足を理由に黒字廃業する事業主が増えてきている実情があり、事業を継承してくれる後継者を探している地域もあります。

例えば、千葉県の場合、商工会議所が「事業継承引継ぎ支援センター」というものを運営しており、行政が主導となって事業継承を積極的に支援しています。

出典:千葉商工会議所

 

起業して事業をつくる

都心に比べると家賃や住宅購入費などの経費を安く抑えられるという強みを活かし、固定費をかけずに起業するという方法もあります。

例えば、千葉県外房地域にある「いすみ市」という街は、街全体を上げて起業支援に力をいれています。

こ行政も街もバックアップしている「いすみローカル起業プロジェクト」という取り組みです。

プロジェクトを通じて生まれた起業家が街に住む人と繋がることで、街全体を盛り上げていこうという動きが出てきています。

いすみ市では、自分らしく生きることを通じて、コミュニティの仲間たちと助け、助けられながら、スモールビジネス・小商い・起業を行う人や、それを目指している人がたくさんいます。

いすみローカル起業プロジェクトは、千葉県いすみ市で、「仕事・暮らし・社会」がつながる生き方「ローカル起業」を市民も行政も共に応援するプロジェクトです。

出典:いすみローカル起業プロジェクト

 

地方起業のリスク

とは言いつつも、これまで経験もしたことが無い全く新しい仕事に挑戦するのは大きなリスクが伴います。
いくら田舎で土地が安くても、単なる思いつきでお店をやるのは起業家からみたら無謀だと言います。
都会と同じ感覚で田舎でお店を開いてはいけません。
理由は、必要とする「人」が少ないからです。

田舎の人の習慣を変えるというのは相当な事。始めは物珍しさで来たとしても、長くは続かないでしょう。
万が一儲かったとしても大手企業が参入してくるということもあり得ます。

田舎で事業をはじめると時のコツは、地域の特徴やメリット・デメリットを理解しておくことにあります。

 

地方で起業するメリット

・家賃が安い
・土地が広い
・人件費が安い
・環境がいい
・特産、名産品がある

 

地方で起業するデメリット

・人がいない
・車が必需品
・消費が少ない
・物が少なく不便
・新しいものを受け入れづらい
・虫が多い(※人による)

 

まとめ

田舎で起業するのはいいアイデアです。重要なのは「何をやるか」。
田舎の人からすればいらないものも、視点を変えればいるものに変えることも可能です。

ここでちょっと余談ですが、アワビがとれなくなったというニュースが最近ありました。
アワビが取れなくなった理由はムラサキウニとやらが増え、アワビのエサになる海藻を食べつくしてしまったからだそうです。しかしこのムラサキウニ、とってもまずいらしく漁師さんからすればただの厄介者。ほんとうにいらないもの。。。
だけど、そこに誰かが目をつけその大量にいるムラサキウニを養殖しだすのです。
キャベツを与え、ウニを太らせ甘みをもたせて美味しいウニへと変化させます。
どうしようもなかったはずのただの厄介者にすぎなかったムラサキウニがお金に変わろうとしているのです。すごいですね^^

行ってみないとわからないメリットデメリットがあります。
ある程度情報検索したら移住したい場所へ自分の足で行ってみるのがよさそうですね。
自分にしかわからないメリットデメリットを探しだし、何かヒントを得られたり、地元の方たちと交流を持つことによってその地域の事情が見えてきたりするものかと思います。
積極的に交流を持てる場所に参加するなどして、少しずつ地域とのつながりを持っていくのが大事そうですね。