田舎暮らしをスタートする前に読む記事!知っておきたい地方での生活

田舎暮らしに憧れて。
毎日ネットで情報を集めながら、田舎で暮らした生活をイメージしてみる。
都会には無い「田舎ならではの魅力」に魅了されていませんか?

大自然の中できれいな空気を吸って、犬を放し飼いにし、隣近所を気にすることなく庭でバーベキュー三昧!
都会では実現できないような大きな庭付きの家に住み、仕事と生活のバランスが取れた時間を過ごす。

 

確かに、田舎にはそのような魅力が詰まっていますし、海のある田舎、山のある田舎、どちらも揃っている田舎も日本全国たくさんあります。
しかし、良いイメージだけをもって田舎暮らしをスタートしても良いのでしょうか?
実は、田舎に引っ越したものの、挫折した。。。という方がいることも、また事実です。

そこで、実際に田舎暮らしをスタートする前に、しっかりと考えておきたいことをまとめます。
これから、地方への移住を考えている方は参考にしてください。

 

目次

あなたは、なぜ田舎で暮らしたいのか?

都会の生活に慣れている人が田舎へ移住すると、想像以上に大変なこともあります。

「現状を変えたい」
「今の生活から脱出できるならなんでもいい」
と、少し投げやりになって考えてしまうと「思っていた生活と違う」とギャップに悩むこともあるかもしれません。

田舎ならではの地域の組内やご近所づきあいなどの人間関係も濃厚です。

そこで、重要になってくるのが「なぜ、田舎で暮らしたいのか?」「田舎に住むことで、手に入れたい生活は何なのか?」といった、動機をしっかりと考えておくことが大切です。

 

田舎暮らしに求めるものは?

逃避でもなく、憧れでもない。
地に足がついた考え方で田舎暮らしを検討している人は、きっと上手くいくことでしょう。
田舎暮らしをしたいと思うからには目的や夢があると思いますが、その考えが現実的であればあるほど田舎で生活することは可能です。

田舎暮らしに何を求めているのかが明確であれば、次のステップである『居住する田舎』を厳選という作業に移れます。

今は、簡単に情報収集ができる時代です。
まずは、自分が求めるものを実現できる都市を見つける。
そして、実際に足を運んでみたり、宿泊体験などのイベントを通じて、リアルな生活を体験してみる。

自分が望む生活がそこで叶えられるのか、じっくりと検討する期間を持ちましょう。

 

田舎暮らしで必要なお金

都会は物価が高く、田舎はなんでも安い!
そう思ってたら、それは大間違い。

居住している地域や諸々の条件によっても異なりますが、田舎暮らしならではの必要なお金もあります。

まず、仕事の収入面。
単純に給料水準を比べても、都市部に比べると田舎の方が低い傾向にあります。
都会で就職した場合にもらえる年収が320万円だとしたら、田舎では年収230万円になった。ということも可能性としてはあり得ます。

一方で、家賃は田舎の方が圧倒的に安いです。
賃貸物件ならその差は歴然。
都会で10万円以上、家賃がかかるような広さの物件が田舎だと5万円以下で借りられるということもあり得ます。

 

車がなければ生活できない
田舎暮らしの場合、車は1家に1台ではなく、1人1台が基本。
公共交通機関はあまりあてになりません。
バスや電車は1時間に1本〜2本ということも普通です。
都会では贅沢品としてみなされる車が、田舎では必需品となります。

そのため、車を維持していくための費用がかかってきます。
ガソリン代・保険料・車検代などは必要経費として考える必要があります。

 

田舎暮らしが嫌われる理由

元々田舎で育った人なら当たり前に思うことでも、都会で育った人にとっては受け入れられないことが多い田舎暮らしの現実。

田舎暮らしが嫌いな理由
・近所づきあいが面倒くさい
・何をするにも不便
・余計なお金がかかる
・虫が多い、多すぎる
・プライベートなどない

「田舎暮らしが嫌い」と感じる意見としては、このような理由があるようです。

言葉では簡単にまとまってしまう「田舎暮らしが嫌いな理由」ですが、非常に奥が深く、難しい問題を抱えることになります。
特に対人関係で苦労する可能性があることを理解したうえで、田舎暮らしを検討するべきでしょう。
近所づきあいといってもニコニコ笑って挨拶してれば成立するというものではありません。

田舎暮らしを決める前に準備すること

いかがでしょう?
田舎暮らしのマイナス面を受け入れられますか?

もしくは「そんなのマイナスじゃない!メリットだよ」と思う方もいるかもしれませんね。
田舎暮らしの目的などによっても準備の仕方は異なりますが、「田舎暮らし」を決める前に準備した方が良いことを紹介していきます。

 

情報収集
どの地域に住みたいのか的を絞っていきましょう。
気になる地域があったら情報を集め、該当地域の役場のHPを確認してみてください。
説明会や支援団体の取り組みなどをチェックすることで、田舎暮らしをどの程度バックアップしている自治体なのかがわかります。

 

物件探し
田舎暮らしでは、家を購入する場合、新築なのか中古物件を探すのか?もしくは賃貸物件を探すケースもあるでしょう。
田舎暮らしに強い不動産屋や支援団体など、ネットからも物件情報は調べられます。

気になる物件があったら実際に足を運んで見に行きましょう。

 

下見
物件の下見と同時に地域の状況を把握しましょう。
ご近所リサーチを行い、どのような人が住んでいるのか?よそ者に対する気持ちや受け入れ方、地域のルールなど細かく聞いてください。

田舎の常識と都会の常識は異なるので、知りたいことはちゃんと質問しましょう。

 

引っ越し準備
田舎暮らしをスタートさせる地域、物件さえ決まれば後は普通の引っ越し同様に手続きをします。
転出入届など公的手続きを済ませ、ガス・電気・水道・インターネット回線など生活に必要な手続きを忘れずに行いましょう。

ご近所への挨拶回りも忘れずに!

 

オススメは「ど田舎」よりも「ちょうどいい地方都市」

いかがでしたか?
田舎暮らしの抱えるリスクや考えておいた方が良い点をまとめていきました。

最後に、1つ初めての田舎暮らしをするにあたって、オススメの都市を紹介します。
それは、「ど田舎」ではなく、「地方都市」を選ぶことです。

山に囲まれて孤立した集落、都会から離れた港街など、ど田舎と呼ばれる極端な田舎からスタートすることはあまりオススメしません。

理由は、その地域独自のルールやコミュニティが完成されており、どうしても「余所者」になってしまうからです。
田舎暮らしで不可欠な人間関係を深める時間もかかりますし、地域のルールを把握する時間も必要になります。

また、これまでの生活を捨てて、極端に暮らしを変えることも大きなリスクが伴います。
現実的には、都心や都会から離れすぎず、生活の利便性もある「ちょうどいい地方都市」からスタートしてみるのが、田舎生活の第一歩では無いでしょうか。

 

九十九里移住ナビで紹介しているエリアも、そんな「ちょうどいい地方都市」ばかりです。
気になった物件や情報があれば、お気軽にお問い合わせくださいね。